サンドイッチショップ で売っている ドロップインモジュールのページです。
2004.10.24 情報修正 2004.5.4 作成
ドロップインモジュールを紹介するページです。それぞれを使用したフラッシュライトがどの品目別フラッシュライトに出ているのかをガイドするとともに簡単な説明をいたしました。

ご注意:本ページのドロップインモジュール説明は、私の経験的な知識からの簡易説明です。このため、詳しくは、CPF ( Candle Power Forums )や Yamaguchi Consulting (ドロップインモジュール製作・販売者の Wayne Yamaguchi さんの説明ページ)をご参照ください。
■ドロップインモジュールって?
サンドイッチショップで売っている、ミニマグAA用のLED化キットの電子回路とLED の合体したモジュールで、電球と樹脂の電球保持部を外したミニマグAAの電池挿入穴からドロップインして使います。
サンドイッチショップで販売しているものは、ドロップインモジュール、コリメータ(光学レンズ)、レンズ用のOリング、モジュールが電池交換の際落ちてこないようにする小型Oリング のセットとなっています。なお、以前は別売りのリテーリングリング(Cリングのようなモノ)が小型Oリングの役目をしていました。
1.目的に合ったドロップインモジュールを選びます
左:Badboy750/LuxIII(T bin)、右:Badboy400/1w
2.ミニマグAAのベゼル(ヘッド)を外します
3.本体から電球と電球保持部を外します、またリフレターも外します
4.ドロップインモジュールを電池挿入口から落とし入れます、同時にリフレクターをコリメータと交換し、組立てて完成です
注意:古いミニマグは、本体のネジ切り部分が短いため、ドロップインモジュール使用中はベゼル(ヘッド)の回転でのON/OFFが出来ません。Krollスイッチなどテールキャップをスイッチと交換して使います。Illuminum より はじめにお読みください も合わせてご参照ください。
■その種類?
2種類の回路方式で、様々なバリエーションがあります。 (2004年4月現在)
●Badboy:定電流タイプ(低照度機能付き)
定電流タイプとは、文字通り定電流を供給するステップアップ(昇圧)回路が組み込まれたものです。Badboy には電源電圧が下がると電流値が低照度モードに移行し、ARC LS シリーズで言うmoon モードで点灯する機能が付いています。(ARC LS シリーズの回路は、Badboy の部品レイアウト違いです)
このため、2AA(単三電池2本)でNi-MH を使った時、放電が進み電圧が下がると暗くなるので、電圧低下に気付き易く電池に良くない過放電に陥りにくい安全性の高い回路だと思います。また、この機能を利用してHi/Lo 切替を行う場合もあります。(Firefly Badboy を入れた時の追加オプション)
バリエーションとして、電流値の違い、LED の違いなどがあります。
400mA 1w LED
500mA 1w LED
400mA LuxIII(3wタイプ LED)
650mA LuxIII(3wタイプ LED)
750mA LuxIII(3wタイプ LED)
いずれも白色ですが、それぞれの明るさや色のランクが分かれています。また、電流値の違いはモジュールの強度を保つため充填されているエポキシに色を付け区別してます。
Badboy 使用時の注意点:
電源電圧は、LED のVf 以下とします。回路の最大入力電圧は9v のため、6V 電源でVf の6.8V のLuxeon V(5W) を点灯させることが出来ますが、同じ6V 電源で、Vf 3.8V の1w LED には使えません。(Vf 値はLED のランクなどで変わります)
今までの経験では、リチウム電池2本(6V)で1wLED(LuxeonIIIでも同様)タイプを使うとモジュールや電池が発熱し数分でモジュールが壊れます(^^;
●Madmax:定電圧タイプ セミレギュレーションタイプ 2004.10.24 修正
定電圧タイプで、 出力電圧 を調整出来るものと最大出力固定のものがあります。
出力調整できるタイプの場合は、明るさを調節することが出来ます。
2004.10.24 修正==============
Madmax は定電圧IC を使用してはいるものの回路的に定電圧回路としては使っていないそうです。これをセミレギュレーション回路と呼んでいるそうです。定電圧回路の場合は、LED のVf に合わせて調整が必要になるので、Madmax は入力電流を制御し、その値は、Madmax Lite で0.5A でPlus で1A のようです。
このことから類推すると、Badboy の場合は、定電流回路のためLED のVf 値にかかわらず設定された電流値(例えば400mA)が流れるため、LED のVf ランクが違う場合でも、ランクが明るさランクが同じなら同じ明るさで光り、違いはランタイムの変化となるようですが、Madmax の場合は、電池側での入力電流が制御されるため Vf ランクが変わると明るさが変わり、ランタイムはBadboy とは逆にVf ランクが違っても変わらないことになるのではないかと思われます。
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Badboy 同様LED のVf より高い入力は危険ですが、回路の最大入力電圧が5V なので、3V リチウム電池1本、もしくは単三単四電池2本以下での使用に限定されます。
また、Ni-MH 1本でもそこそこ昇圧するため、電池一本で明るいフラッシュライトが実現できます。
Madmax 使用時の注意点:
単三電池2本の場合、電池の容量を目一杯使える特長がある反面、Ni-MH 2本で使用した場合、電源電圧が下がってもそこそこ明るい状態が続くのでNi-MH の過放電領域(終止電圧以下)に達し易い傾向にあります。
実際は、照度が1/3以下に結構急に下がって来るので分かるといえば分かるのですが、予め継続使用時間(例えば1時間など)の目安を知っておき、ほぼその時間使ったら電池電圧を測ってみる、といった過放電対策をした方が安全だと思います。
しかし、電池電圧を測るような作業は結構面倒くさいので、電池1本の小型ライトMOD用もしくは、通常の一次電池で使う用途向けに適していると思われます。
バリエーションとして、電流値の違い、電流調整可能タイプ、LED の違いなどがあります。
Madmax Lite W/O (Wide Open) 1w LED
Madmax Lite W/O LuxIII(3wタイプ LED)
Madmax ADJ (Adjustable) 1w LED
Madmax Regular W/O 1w LED (以前からのMadmax です)
Madmax Regular W/O LuxIII(3wタイプ LED)
Madmax + (Plus) W/O 1w LED
Madmax + (Plus) W/O 1w LED LuxIII(3wタイプ LED)
Wide Open とは、Adjustable の調整用半固定抵抗を最大出力側をWide Open と呼ぶようで、その調整機能を省き最大出力に最初から固定してあるタイプです。
Madmax も Badboy同様、LED の明るさや色のランクが分かれています。
LED への入力電流値は、Madmax plus が800mA 以上、Madmax Regular が600mA 以上とコンバータボードなどには注意書きが入っていますが、実際にはPlus で600mA 程度ではないかと bon さんの掲示板での発言もありました。また、Madmax Lite はPlus の半分とサンドイッチショップに説明されています。
2004.10.21 update
もうそろそろ発売予定の新コンバータ の Nexgen とWizard2 スペックが以下のページで公表されていました。
各モジュールのスペック があるページ
2004.5.9 update
■ドロップインモジュールを使ったフラッシュライト (コンバータボードからドロップイン形状に作成したものを含みます)
■コンバータボードからドロップインモジュールを作る方法
必要部品:LED(Luxeon エミッタ)、エミッタボード(ピン付属)、コンバータボード、エポキシ接着剤
組立方法:Brinkmann Legend AA MOD :Badboy750(HD LuxIII 自作)+ Fraen LP コリメータ:ランタイムあり をご参照ください。
ドロップインモジュールを自作した際、レジェンドAAやミニマグAAにKroll swich を付けた場合などベゼル(ヘッド)回転ではないスイッチで使用する場合はエポキシ充填は経験的に不要ですが、充填剤が無い状態でミニマグのベゼル回転でON/OFFしている場合、OFF時の締めこむ力でサンドイッチをつなげているピンのハンダが徐々に滑りモジュールがつぶれてしまいます。このため、必ずエポキシ充填など潰れ対策が必要になります。
充填剤には、Devcon Epoxy 2ton (Wayne さんの推奨)など耐熱性に優れたエポキシ接着剤を使います。
また、kj さんの「kj's Flashlight Gallery」 の Mini Maglite mod page (英語)にも組立方法がとても詳しく記載されています。
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