Illuminum より はじめにお読みください
2004.6.18 一部追加 2003.8.10 作成
イルミナムより、ご注意とお願いです。
掲載製品の個体差について
LEDは、個体差による照度・色のバラツキが大きく、同じ製品でもその性能がかなり違います。このため、メーカーによっては、LEDを選別して選別品を別製品として販売しているメーカーもあります。
このため、イルミナムのページでの照度その他のデータは、イルミナムが所有しているフラッシュライトでの固有の性質で測定評価していますので、その点をご理解ください。
掲載製品のMOD(改造)品について
フラッシュライトのMOD(改造)品を掲載しています。しかし、製品によっては、外観では見分けがつかなくても仕様が変更になっている場合があります。
このため、ページ上では、簡単なMOD(改造)により使えている記載があっても、フラッシュライトのバージョン違いによって異なる場合があるため、必ずしも同じ結果が得られるとは限りません。
例:ミニマグライトの改造で、YAMAGUTIさんのサンドイッチショップから買った改造部品(badboyなど)を使ったMOD(改造)品の掲載をしていますが、以下のことが分かりました。
旧ミニマグ
×
本来の機能のベゼルを回してのON・OFFができません。この場合、エンドキャップをスイッチ付きに変更しないと使用できません。電池側本体のベゼル用ネジが1回り以上足りないため、badboyをOFFの位置まで押し下げることが出来ません。
最近のミニマグ
○
ベゼルを回してON・OFFができます。
・旧ミニマグ:ベゼル(ヘッド部分)先端周囲が文字だけのもの
・最近のミニマグ:同部分に、目玉のようなマーク
があるもの
注:旧ミニマグでもベゼルON・OFFの機能が出来るものもあります。
同様に、最近のミニマグ全てがON・OFFの機能出来るとも言い切れません。
これらの事と以下の「MOD(改造)について」の説明を合わせお読み頂き、MOD(改造)品について十分にご理解頂くようにお願いいたします。
MOD(改造)について
フラッシュライトのMOD(改造)は、本来の製品のメーカー保証が受けられなくなる、製品自体が使えなくなる、予想に反した結果となる、など想像以上に高いリスクがあります。
このことから、イルミナムのページでは、MOD(改造)をご紹介しますが、これらを参考にしてのMOD(改造)の実施は、自己責任でお願いいたします。m(_ _)m
照度測定値について
照度などの測定は、以下の特殊性があります。
LEDは、定電圧電源で駆動しても、点灯直後から5分位までの間ジワジワと照度が下がってくる傾向があります。・・・これは、電池は使っていないので電池消耗ではなく、LEDが性能変化するということです。LEDの内部温度上昇で、発光効率が落ちてくるのかもしれませんね。
電池は、点灯していることによる負荷、電池温度上昇、などの影響を受けます。
データ測定に使用する電池は、なるべく新品を使うように心がけていますが、アルカリ電池などは自己放電も多いので、全てが同じ条件にはなっていません。イルミナム本人が、誤差範囲と思う範疇での使い回しをしています。
タングステン電球も、点灯直後から照度がダラダラと下がって行きます。
これらの事から、照度の測定値は誤差が大きく、2から5%位は測定誤差だと思います。画像解析データもこれらの影響を受けています。測定日や条件の変化に対し、規準のフラッシュライトを使い、データがあまり動いていないことを確認しながらデータ取りをしていますが、
・精度はあまり高くないこと
・上記「掲載製品の個体差について」のとおり同一製品でも差がでる可能性が高いこと
をご理解ください。
LED発光色について
今後、色についてもなんらかの評価を行うように考え中ですが、色も同一製品で全く違うといっても良いような差が存在します。1wや5wの白色ラクシオンLEDの場合、多くの方々は、照射色を見て、白は「当たり」、黄色や薄緑は「ハズレ」、青は「青い(ハズレでも当たりでもない)」と呼んでいることからも分かるとおり、かなりハッキリとバラツキがわかります。
このため、イルミナムのページに記載されている色についての記述は、照度以上に、イルミナム本人の持っている製品固有のデータになっています。この点をご理解ください。
LEDの改良がさらに進めば品質の安定が望めると思いますが、・・・・そんな意味でも、私たちが、LEDについてああだこうだと言うことで、メーカー(日亜さんやLUMILEDSさんなど)での改良のペースが速まると良いですね。もっとも、自動車メーカも使うのでしょうから、自動車メーカーの一言が我々の言葉の数万倍強いでしょうね、あ、・・・しかし、自動車用の規格外品をフラッシュライト用に回されては、・・・とても困ります・・・・(^^;
2004.6.18 追加:最近は、LED の照射色で、緑系は「大ハズレ」「グリーンモンスター(カトキチさんによる命名)」、黄ばみ系は「ハズレ」、まっ白系・うす青系は「当たり」と呼ばれているようです。しかし、クルマのフォグランプに黄色があるように、少し黄色い光の方が視認性が良いと言って薄黄色を好む方がおいでのようです。
なお、イルミナム本人は、まっ白系か薄青系が好きで、白く反射する場合は、暗いライトを使うようにしています。最近は、Hi/Lo 切替など光量切替型も多くなっていますので、用途によっては、切替機能付きライトを使うようにしています。
Luxeon LED のW数 表示について。
・・・・2004.6.18 added
最初にLumileds から発売されたLuxeon は、LED 端子間電圧 = 3.5から3.6V、電流 = 0.35A を定格として 1.25wと言っていたようです。しかし、四捨五入しているのかあるいは簡単で分かり易くするためか、一般的には1w と言われています。
しかし、LED のVf ランクがL ランク品をBadboy500(0.5A 流れる電子回路)で駆動すれば、約3.85V x 0.5A で、実際には1.9w 消費していることになります。このように、LED の電圧ランクや動作条件によって電力は都度様々に変わってしまうので、1.9w を1w と呼ぶのはちょっとアレですが、本サイトでは"Luxeon" を使っている場合、便宜上1w と表記することにしています。
Luxeon の次に発売された Lixeon V Portable は、Vf が6.8V くらいで 0.7A 流れた場合、4.76w であり、一般的に5w と呼ばれています。そのため、"Lixeon V Portable" や"Lixeon V" を使っている場合は、5w と表記しています。
2003年に発売されたLuxeonIII の場合は、定格電流が0.7A と1A の2種類の駆動方法でデータが公表されています。それぞれのVf が3.6V の場合は、前者が 2.5w で後者が3.6w で動いていることになります(正確には駆動電流が変わるとVf も変化します)。これもLED の電圧ランクが変わればさらに変わってしまいます。
しかし、本ページではLED の能力を数字で比較する表に記載する場合は便宜的に3w と表記し、説明文中では、LuxeonIII もしくは、省略してLuxIII、Lux3 と表記しています。
以上のような理由で、本ページ上のリストでのLED 種別アイコンは、1w,3w,5w と表示しています。
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