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イルミナムの「LED LENSER Vcube」のページです。
2005.8.28 作成

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■LED LENSER の Vcube

１ｗラクシオンを使ったドイツブランドです。

下にコメントがあります。

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単三電池 １本 が付属しています。









小さなカラビナ付きホルスターとストラップが付属しています。
　

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■アルカリ単三電池

壁に照射しました。　右側は、照度を２０段階に分けて色分けしたものです。２０段階目は黒です。
壁への照射は、データをそろえるため、見難くなっています。照射の様子は、下の３Ｄ図も合わせてご参照ください。

中心照度は、1,032 Lux(50cm)。
　

左：最大２５０ポイントのスケール表示 (width:1000 point = 84 degrees)
右：イルミナムインデクス（勝手規格です）= 393,585　です。
　　



■比較のため、Lenser Vsquare を参考表示します。

　

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品　名	仕　様	ＬＵＸ (５０ｃｍ)	照射角 (度)	公称 照度／光度	光源の公称 電力(ｗ)	電　池	ランタイム 公称値
LED LENSER Vcube 2005.8.28	1w LED	1,032	18.4/54.5	NA	NA	単三x1 Alkali	NA



　表中の記号の説明は、勝手評価リストのページをご参照ください。

仕　様	総合	近接	押入	外	５ｍ	取扱	満足	感想	備　考
1w LED	☆☆☆☆	◎	◎	○	○	○	◎	有名メーカー製・単三１本で 1w が光る	LED LENSER の V ３乗（cube）です。 ＭＯＤ（改造）品やカスタム品は有ったものの意外にメーカー品としては無かった単三１本で Luxeon I を光らすライトです。LED LENSER のデザインを踏襲ししっかりした質感が有り、全長は少し長く感じるもののそこそこ明るく、単三１本で使えるポケットライトとしてはかなり高性能なライトです。



他のフラッシュライトとのデータ比較は、 フラッシュライト 「中央照度測定と公称データリスト」 をご参照ください。

また、「勝手評価リスト」 も合わせてご覧下さい。

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■ 総評

何といっても入手し易い単三電池１本で Luxeon I を光らせるライトです。

スリムで質感のある本体はなかなか高級感もあり、明るさも単三１本であることを考えれば十分で、また LED LENSER のデザインを踏襲している優れたライトだと思います。

全長が少し長めのことと、テールスイッチのプッシュがボタンが小さいため少し押し難いことを除けばかなりの完成度が高く、LED LENSER の面目躍如たるものと感じました。

単三電池１本で Luxeon を点灯させるライトは、今まではＭＯＤ（改造）品やカスタム品（特に Silver さんの AA モデルが有名）に限られ、メーカー品はあまり無く TnC Custom Products などが限定生産的に作っている程度でした。

この理由を想像すると、販売サイドのリスクが以下の理由で高いと考えているのではないでしょうか。

• 単三１本での出力（明るさと照射範囲）は電流の取り出しに限界があるため限界があり、すごく明るいというモノが作りにくい。
• 電池の消耗は Luxeon ライトの単三２本もしくは 5mmLED ライトで単三１本と比べて不利（減りが早い）
• 電子回路必須のため、コストアップの要素が有る反面、単三電池１本というライトの格付けが低く価格を高く出来る要素が少ない。このため、利益が出せるライトを作ろうとすれば電池をリチウムにして明るライトを作っても原価はあまり変わり無い一方販売価格は少し高くても許される。
• キーライトであれば 5mm で十分な明るさがあり、一方ハンデイライトであれば小ささより明るさが求められる。
これらのリスクのため、ライトメーカーはこの仕様（単三１本で Luxeon を駆動する）はマニアック過ぎて普及しない、もしくは利益の取れる価格での販売が難しいと考えていると想像します。事実、かつての ARC Flashlight 社は 単三１本タイプの ARC AA は Luxeon でなく日亜の 5mm を採用したことからもこのリスクがうかがえます。

もっとも ARC Flashlight 社の場合は、 ARC4 ( LS4 ) の開発が遅れ、その遅れによる売り上げ見込みのマイナスをカバーするため、手持ちの AAA 回路を応用して手っ取り早く出来る ARC AA をワンポイントリリーフ的に出した印象がありました。このため、Peter さんは Luxeon ではなく 5mm で良いのだと言って ARC AA を作りましたが、単三１本の Luxeon が売れないと思っていたかどうかは不明です。

一方、LED LENSER ブランドでは、いろいろな電池を使った Luxeon ライトのラインナップ化を行っているので、戦略的意味合いも含めて他社が敬遠している単三電池１本の Luxeon ライトを製品化出来たのでは、と想像してしまいました。

しかし、私のようなマニアックな人間はこのようなライトを望んでいるので、非常に興味があります。果たしてこの単三１本の Luxeon ライトは普及する（他社メーカーからも発売され種類が増える）でしょうか。今後の動向にとても興味があります。


今回の総評も、随分勝手な想像が多く入ってしまいました。これらは一つの仮説と考え、今後の動向を見定めこの仮説がどうだったかを将来考えてみたいと思います。

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