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イルミナムの「ARC LSH-S Luxeon III MOD with wing's Hi/Lo switch」のページです。
2004.8.10 作成

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■ＡＲＣ ＬＳＨ−Ｓ の Ｌｕｘｅｏｎ ＩＩＩ ＭＯＤ（改造） with wing's Hi/Lo switch

ARC LSH のオリジナル基板に 0.15 オームの抵抗を足すことで 666mA とし、
LED もLuxeonIII（TV0K) に交換したＵＳＡ製ベースのＭＯＤ（改造）品です。

下にコメントがあります。

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TAP-2AA を使うと単三 ２本で使えます。TAP-123 はCR123A １本用です

この外観は全て2003 年12 月に撮影した時の写真です。
現在は、落としたための当たりキズなどが増えています。
また、LED 用回路がオリジナルに戻ったため、電池パック
(TAP-2AA) は写真位置より深くネジ込める用になりました。




右手前のTSP-123 +CR2 は本MOD では使えません。

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■ARC LSH MOD :LuxeonIII(TV0K) 666mA Fraen LP -- High Mode

壁に照射しました。　右側は、照度を２０段階に分けて色分けしたものです。２０段階目は黒です。

中心照度は、1,689 ルクス(50cm)。
　

左：最大1000 ポイントのスケール表示 (width:1000 point = 84 degrees)
右：イルミナムインデクス（勝手規格です）= 623,666 です。
　　
電池は Ni-MH GP 2300mAh x2 を使用し測定しました。




■ARC LSH MOD :LuxeonIII(TV0K) -- Low Mode

wing さん作成の 「 Hi/Lo切り替えスイッチ」を装備しています。そのスイッチによるLow Mode のデータです。

壁に照射しました。　右側は、照度を２０段階に分けて色分けしたものです。２０段階目は黒です。

中心照度は、27.9 ルクス(50cm)。
　

左：最大1000 ポイントのスケール表示 (width:1000 point = 84 degrees)
右：イルミナムインデクス（勝手規格です）= 5,068 です。
　　
電池は Ni-MH GP 2300mAh x2 を使用し測定しました。

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品　名	仕　様	ＬＵＸ (５０ｃｍ)	照射角 (度)	公称 照度／光度	光源の公称 電力(ｗ)	電　池	ランタイム 公称値
ARC LSH-S 3w MOD2 2004.8.10	3w LED	1,689	11.3/23.4	NA	NA	単三ｘ2 (Ni-MH可)	NA



　表中の記号の説明は、勝手評価リストのページをご参照ください。

仕　様	総合	近接	押入	外	５ｍ	取扱	満足	感想	備　考
3w LED	☆☆☆☆	◎	○	◎	◎	◎	◎	経済的でタフなヤツ	初期荒くれＭＯＤ版を再度改造し、666mA仕様のLuxeonIII(TV0K) としました。明るさより自転車での連続使用を一番に考えた仕様です。さらに wing さん作成のHi/Lo 切替スイッチも装備し実用性が向上しました。 しかし初期改造後の頻繁な使用でコリメータが変形したのですが、そのままのため少し特殊な照射パタンとなっています。 ARC LSH MOD(2AA) は使用頻度がとても高くどうやら自分にとって空気のような存在になってしまったようです。そのため、各評価項目とも高いのですが、明るさ控え目にしたことがひっかかったのと新鮮さが無いと感じているため総合評価が低くなる方向に影響されています。



他のフラッシュライトとのデータ比較は、 フラッシュライト 「中央照度測定と公称データリスト」 をご参照ください。

また、「勝手評価リスト」 も合わせてご覧下さい。

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■ 総評

各項目の評価はとても良いのですが、明るさを控えめにしたことと、毎日使う愛用品のため新鮮さが感じられないこと、などから総合評価の星は４つ（最高は星６個）としました。

しかし、
　・ハードアノダイズ（硬質アルマイト）はとても丈夫
　・TSP-2AA 使用での２ＡＡ（単三２本）仕様はとても経済的
　・自転車には最適の照射パタン（対向する人があまり眩しくない）
といったメリットがあり、このLSH MOD は手放せません。



■ コメント

荒くれＭＯＤで作ったドロップインモジュールを入れたもは、自転車用として平日のほぼ毎日を約半年近くの酷使（電池は毎日交換）したため調子悪くなってしまいました。このため、ドロプインモジュールで使うことは一度ヤメることにしました。

オリジナル基板は、壊れたと思ったていたのですがフレキシブル基板のアースパタンが切れていたことが分かったので修理しました。

そのオリジナル基板には、0.15オームのチップ抵抗を追加し 666mA 流せる仕様としました。また、LED はLuxeonIII（TV0K) を付けました。

　
　手前R15 は元から付いていたもの／その右隣の.15 が今回足したもの

その結果は上記の通りです。本来は、Fraen LP を使うと中心照度が高くなり、また照射パタンは四角い部分が出てきますが、今回使ったコリメータは、LED との接触部分が変形している（樹脂が凹んでいる）ため、照度は低く照射パタンも丸くなっています。

　
　左：変形品、右：正常品

この変形は、電池交換などで熱いままのときに強く電池で押されたことを繰り返していたために出来たのではないかと想像します。

しかし、これでやっと自転車用のARC LSH MOD が復活しました。またアルミホイル接触の荒くれＭＯＤでは信頼性が少し低く半年の酷使に耐えられなかったことが分かりました。

なお、抵抗値を変えることでもっと大きな電流仕様に出来るのですが、このライトのようにほぼ毎日電池電圧が1.0V 程度になるまで繰り返し連続使用するといった使い方の場合、暖かい季節は750mA だと熱くなり過ぎると感じていたからです。もっとも、今は夏ですが、666mA で充分に熱くなります（＾＾；



■ ２Mode Switch

今回のLSH MOD は wing さん制作の「Hi/Lo切り替えスイッチ」を装備しています。このため近接して使用できるLow Mode が実現できました。

　 　 　
　左：Hi/Lo切り替えスイッチ本体、中：Low Mode 点灯、右：High Mode 点灯（照射写真は同じ露出です）

また、High Mode では完全に抵抗をパスするため、単体のスイッチの場合と全く同じ照度であることも確認できました。

wing さんの２モードスイッチの一般的な切替方法はベゼルを少し緩めてLow Mode 締めこんでHigh Mode です。



■ 謝辞

このように上手く働くスイッチをご提供頂いた wing さんにこの場を借りて感謝の意をお伝えいたします。ありがとうございました。

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