---

イルミナムの「Elektro Lumens FT-3C」のページです。
2004.1.31 作成

---

■Elektro Lumens の FT-3C

Luxeon III を使ったＵＳＡ製です。

下にコメントがあります。

---

単二形 ニッケル水素 ３本（付属していません）



30mm コリメータ です。


surefire のように、テールのボタンを押している間
ON、キャップをねじ込むと常時 ON となります。

---

■壁に照射しました。

右側は、照度を１０段階に分けて色分けしたものです。１０段階目は黒です。

中心照度は、１７，０７０ルクス(50cm)。
　

左：最大２０８０ポイントのスケール表示 (width:1000 point = 84 degrees)
右：イルミナムインデクス（勝手規格です）= 1,091,272　です。
　　



■比較のため、アークＬＳＨ（−Ｓ）を参考表示します。

　

---

品　名	仕　様	ＬＵＸ (５０ｃｍ)	照射角 (度)	公称 照度／光度	光源の公称 電力(ｗ)	電　池	runtime 公称値
Elektro Lumens FT-3C 2004.1.31	3w LED	17,070	7.6/16.7	72 Lumens	NA	単二形 x3 NiHM	12h



　表中の記号の説明は、勝手評価リストのページをご参照ください。

仕　様	総合	近接	押入	外	５ｍ	取扱	満足	感想	備　考
3w LED	☆☆☆	×	×	◎	◎	○	△	強いスポットの屋外照射向け	エレクトロルーメンズの製品は、小型・高品質の趣味的フラッシュライトより、比較的安価で高照度な屋外向け実用製品が多いようです。このFT-3C も、経済的な単二形ニッケル水素を３本使い、LuxIII + 30mm コリメータ（６度）で、とても強いスポットに仕上がり、明らかに屋外での作業・探索用と感じます。 価格が $54.99 と比較的買いやすい価格ですが、本体の仕上げ感は今一で、スーパーファイアーの質感より劣る感じがします。これは、本体のクリアアルマイト処理がアルミのテカリ感を出しているためだと思われます。これが、ガンメタや黒、つや消しシルバーであればもっと高級感が出たと思われます。



他のフラッシュライトとのデータ比較は、 フラッシュライト 「中央照度測定と公称データリスト」 をご参照ください。

また、「勝手評価リスト」 も合わせてご覧下さい。

---

■ 総評

　○性能：

このフラッシュライトは、LuxIII と 6度の 30mm コリメータを使い Blaster Jr と同じように鋭いスポット光を発します。その上照度は、Blaster J の約３倍に上がっています。それぞれの内部の抵抗値の違いのようで、FT-3C の方が電流が多いようです。（構造は、現在勉強中です）

照度は、今まで最高の 17,070 Lux/50cm を記録しました。しかし、イルミナムインデクスは、1,091,272 とそう高い値ではなく、5w LED の surefire L4 = 1,218,414 や、suprefire sf-501 = 1,404,668 には及びませんでした。しかし、LuxIII は 3w 〜4w なのでコリメータでのロスも考えると、このデータは立派だと思います。　スポットが好きな人には最適かもしれません。

また、単二型ニッケル水素電池を使用しているので、ランタイムは公称１２時間ととても長いです。ただし、ランタイムは、電池の容量や気温などでかなり変わるため、今後時間を見て実測確認を行いたいと思います。



　○その他：

使い方は、一般的な surefire と同様の、テールキャップを緩め、ボタンを押している間は点灯、テールキャップを締め込むことで常時点灯となります。しかし、構造がシンプルなため、ロックアウトは出来ません。テールキャップが外れても、ボタンを押し込むとしっかり点灯します。

全長195mm x ベゼル径42mm の外観は、クリアアルマイトのため、安っぽい光沢に見えます。しかし、セールプライスで $54.99 と比較的安価なので、このとても明るいスポット光を試すに十分な価値があると思います。

しかし、単二形ニッケル水素電池３本は扱いにくく、充電も２本直列でないと出来ないタイプの充電器しか持っていないため、結局６本買って、全部使ったら２本単位で充電するというパタンになりそうです。これは精神衛生上あまり好ましくありません。

---

Illuminum HOME へ戻る

感想などお聞かせください。イルミナム宛のメール