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勝手規格「イルミナムインデクス」の説明ページです。

2003.10.2 updata　　2003.9.23 作成

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• フラッシュライトの光の強さなどをどう表したら良いか、考えました。中心が明るいが、光の広がりが狭い場合、明るさはほどほどだが、照らす範囲が広い場合、どちらが明るいのでしょう。それらの光の強さを比較することが出来ないだろうか、という単純な疑問を、勝手規格の「イルミナムインデクス」で比較したいと考えました。
  
  光の強さや広がりに影響する要素は、以下のようなモノが考えられます。
  
  • ＬＥＤの発光する力：定格値（１ｗとか５ｗなど）、ＬＥＤの発光効率（１ｗラクシオンの場合の、ＱとかＲといったランク分けされています）
  • 電子回路（電池直結を含む）：たくさん電流もしくは、電圧をかけると、明るく光ります。
  • 光学回路：リフレクター、コリメータ、ＬＥＤむき出しなど方法で、集光、散光などすることにより光の照射の仕方が変わります。
  
  
  こういった、光の出方の違いを知るため、光の出ている量全体を捉え、その部分の強さを単純に合計してみました。ここでも、画像解析のＴ先生にお願いして、画像処理で、各部の強さのデータを出すことにしました。
  
  基本の画面は、各フラッシュライトのページに掲載している壁へ、照射した画像を使用しています。画面は、２００ｘ１５０ドットに縮小し、このドットごとのデータを取りました。この合計３万個のデータを、表計算ソフトを使用し立体の図形化をするとともに、３万個の合計数字を出し、これを「イルミナムインデクス」と呼ぶことにしました。数字は、最低の０から、最大値は無限です。以下に、例示します。
  
  左がＡＲＣ ＬＳＬ （１ｗロドーム）、右が ElektroLumens Blaster Jr （１ｗハイドーム）です。
  左図に対して、右図はスケールが４倍になっています。
  　
  
  ＬＳＬは、最大照度が、勝手規格２１３ポイント＝８９５Lx(50Cm)、Blaster Jr は、勝手規格９６８ポイント＝５７８０Lx(50Cm) でした。しかし、光の広がりを加味した合計数は、ＬＳＬの画面上の総ポント数＝３３６，２５０ポイントに対して、Blaster Jr は、２９１，２９６ポイントでした。このことは、Blaster Jr は、最大照度は高いものの、光の総量がＬＳＬに劣ります。※ポイントとＬｕｘ値については、以下に説明があります。
  
  すなわち、ＮＸ−０５コリメータ、１ｗロードームＬＥＤ、リチウム３ｖ、電流値４００ｍＡ位（ｍＡ値は想像です）のＬＳＬ方が、３０ｍｍコリメータ、１ｗハイドームＬＥＤ、ニッケル水素３本（４．５ｖ）、電流値不明の Blaster Jr より光が多く出ていると考えて良いと思います。
  
  さて、これが分かってどうなる、という意味では、以下のことが分かりそうです。
  
  • ３Ｄのグラフから、そのフラッシュライトの光る様子が判断できるので、自分の目的に合ったものかそうでないかなどが分かります。
  • 他のフラッシュライトとの違いが分かり易く、好みのフラッシュライトがどのようなものかが確認できます。
  • イルミナムインデクスから、そのフラッシュライトから出ている光の量が分かります。このため、自分の持っているフラッシュライトの明るさ性能が分かるので、自己満足を高めます。
  さらに、ランタイムのデータが分かると効率の良し悪しも分かりそうですが、現時点ではお金と時間が足りないので、将来の課題として行きたいと思っています。
  
  （写真の撮り直しを行い、２００３年９月２３日現在、掲載写真の入れ換が出来ていないものが多くありますが、今後少しずつ時間を見て入れ換えて行く予定です）
  
  
  2003.10.2 追記：
  照度計で測定した数字は、測定位置が５０ｃｍと近く、照度計のセンサー面に当たる光リは平均化されていると考えられます。このため、画像処理で得られたピーク値と照度計で測ったＬｕｘ値とが比例する数字になっていません。なお、現在測定している条件では、画像処理で測る面積に対し照度計の受光部分（センサー）の面積は、１００倍以上と大きいので、これが誤差の主原因のように思えます。なお、画像解析側では、壁に反射した光を取っているため、壁紙の影響も入っています。このポイントとＬｕｘ値の関係は引き続き実験により見極めて行きたいと考えています。
  
  

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  2003.10.2 追記：
  
  イルミナムインデクスを取る際に出来る「立体照度図（３Ｄ照度図）」で、幅方向と奥行き方向は、それぞれ、８４°と６３°になっています。
  
  
  
  このため、立体照度図で、光の有る範囲などの輪の幅の範囲をおおよそ見当を付けて見るとフラッシュライトの照射角が分かります。もっとも、この部分は、２Ｄのデータの方が把握し易いのですが、・・・・（＾＾；　　２Ｄデータでは、１００目盛りが８．４°ですので、光の範囲が６００目盛り分であれば、８．４ｘ６＝５０．４≒５０°ということが分かります。（この図の奥行き方向の目盛りは、角度の説明用に２０刻みとなっていますが、各ページに記載している図の刻み値は２２です）

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